日記:20240920

 小川洋子さんが登壇されるオンラインイベントの、サイン本つきチケットを買うことに成功‥‥。なんとなくサイトを開いてイベントのラインナップを見ていたら発見した。19日の正午から販売を開始しており、私が買ったのは23時45分ごろ。まだサイン本の在庫があって良かった。

 

 これは19日の出来事である。20日の日記なのに。19日の日記を投稿した少し後にこれが起こったため、こちらに書くことになってしまった。まあこういうこともあるよね。

 


 

 がんばって寝ようとしたけど寝付けなかった。午前2時45分。空腹に耐えきれず、ごつ盛りソース焼きそばを食べることにした。今お湯を沸かしている。このまま徹夜して、夜に早寝することで生活リズムを元に戻したい。この計画、何度立てて何度頓挫しているのだろう。

 

 できた! いただきます。お湯を捨てた後、排水パイプがけっこう熱くなるので心配になるが、目を背け、いただく。キャベツが良いよね。この量で80円くらいで買えたの、奇跡だと思う。スギ薬局、ありがとう。

 


 

 下の方で書いているPontaパスの話と読書の感想を書き終えて、ここに戻ってきた。いま午前4時18分。ほどよく眠たくなってきてしまった。いまから7時くらいまで寝たい。うまく起きられるだろうか。大音量のアラームをかけつつ、いちおう寝坊も覚悟して寝ます。

 

 ‥‥なんと、起きることに成功した。7時は無理だったけど、二度寝も含めて、8時17分にベッドから出た。でかい書店は11時からなので、その辺を目指して出発したい。

 


 

 帰ってきた。足を伸ばしたでかい書店での収穫はなく、けっきょく大学生協の書店で3冊を買った。①品田遊『納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々』(朝日新聞出版)、②田中正人・香月孝史『社会学用語図鑑』(プレジデント社)、③某書籍。

 

 ①は言わずもがな、待望の新刊。②は「近代において人間は基本的に自由」というキャプションのついたイラストがミーム化したやつ。③は大学で使う教科書。いわゆる読書とは違うし、万が一「こいつ、この大学のこの授業とってるんだな」みたいに察されると怖いので伏せておく。

 

 ここに白状するが、この3冊は親のお金(必要なときにだけ使う約束のカード)で買わせてもらった。③は元々その予定だった教科書だし、②も大学の勉強に関わるものなのでまだ一定の正当性があるが、①はさすがに関係ない。いや、でかい書店でサイン本を見つけたら、それだけ自費で買う予定だったのよ。でもなくて、生協でまとめて支払うことになって‥‥。エーン。

 


 

 Pontaパス(旧auスマートパスプレミアム)に加入するか本気で迷っている。映画を安く観られるのが最大のポイント。元々学割があるので、社会人ほどの恩恵はないけれど。新サービスのローソン向けクーポンなども使えば、月額の元を取ることはばっちりできると思う、きっと。

 

 以下「auスマートパス」=「A」、「Pontaパス」=「P」とする。元々このサービスは「A」と「Aプレミアム」の2種類で展開されていた。これが10月のリニューアル以降は、それぞれ「Pライト」と「P」の2種類に改称される。おわかりいただけただろうか。「プレミアム」だったものをスタンダード的な名前にして、スタンダードだったものに「ライト」を付しているのだ。高級感は犠牲になるが、加入のハードルは下がるだろう。大胆。

 

 かつてiPhoneで逆のことがあった。iPhone11は、iPhoneXRの仕様を継承したモデルである。iPhoneXRはiPhoneXSの廉価版だったが、それをスタンダードモデルの立ち位置にスライドさせたのだ。ブランド感を高めるのがうまい。ごつ盛り食べ終わった。ごちそうさまでした。

 


 

 数日前から背中が痛い。肘の高さ、背骨のやや左。モニターの高さや読書姿勢、寝相など、思い当たる節はたくさんある。そこまでひどくはないけど、常にちょっとイヤでつらい。

 

 かつて首の後ろに謎の腫れが発生したこともあったが、しばらく放って置いたら治ったので、今回も大丈夫だと信じている(←死ぬ人の文章だ)。

 

 お出かけから帰ってきて、腰回りの疲れが増している。ふと思ったが、これは背中の痛みというより、いわゆる腰痛というやつではないのか。私ってこれから腰痛もちになっていくのかな。怖くなってきた。でも持病のひとつやふたつ持っていたほうが、人間、味(あじ)が出るというものかもしれないね。

 


 

 星新一『あれこれ好奇心』(角川文庫)を読んだ。ショートショート1,001編を書き上げたのち、休筆期間を過ごしていた星さんによるエッセイ集。ぜんぜん休筆じゃないやないかと言いたくなるほど面白い文章の連続。日常の小さな気付きから政治に関わる話題まで幅広いが、星さんほどの好奇心と発想力をもって世界を見れば、こんなにも豊かで広い空想が広がるのか。すごさのあまり、単にうらやましいなと思うだけで終わりそうにもなる。ただできれば近づきたい。こんな眼鏡をかけて生活をしたい。

 

 アイデアへの関心は前述の通りだが、私は星新一さんの文体もかなり好きだ。以下の引用は250ページより。

 

開拓体験者によると、ヘビはそうこわがらなくてもいい相手とのこと。大きなヘビも、むこうが逃げてくれる。むしろ、赤ダニのような昆虫のほうがやっかいだそうだ。しかし、これもヘビにやられて死んだ人は「やはりこわい」とは話せないわけで、用心するに越したことはないのだろう。

 

 以上、引用おわり。内容自体はまあ聞いたことのある言い分の具体例だけど、語り口がおもしろい。書かれた時代を考えると、この論も新しかったのかもしれないけどね。とにかく文体が好き。どの漢字をひらくか、とか、どこに読点を打つか、とか。そういった細かな要素がここまで読みやすく整っているのは、本当にすごいと思う。好き。

 

 時代の変化に合わせて表現を変える、という、最もタイムリーで最もセンシティブなテーマを取り上げた場面もある。星さんは、とにかくいつの読者にも分かりやすく伝わる表現を優先して、手直しを重ねていたらしい。「胸をなでおろした」を「ほっとした」に変えたというエピソードは、さすがにすごすぎる。ミニマルにも程がある表現だが、それが個性になっているのだからすごい。小林賢太郎さんの小道具や衣装に対するこだわりとのシンパシーを感じ、私が両者のファンであることに改めて納得したりもした。

 

 書き出しのシンプルさも良い。本書に収録されているショートショートの断片「最後の電話」の、書き出しの一行が以下である。173ページより。

 

リーン。受話器を取る。

 

 以上。すごすぎ。あくまでエッセイに載せる断片であり、さすがに正式な作品として出ていたらもう少し色がついたのだろうけど、それにしてもすごい。

 


 

 カープの公示きた。田中選手と松山選手が登録抹消され、林選手と韮澤選手が1軍へ昇格した。ついに決断したか。

 

 田中選手も松山選手も大好きなので、打てない姿はあまり見たくないものやね。韮澤選手は昨シーズン結構出ていた気がするけど、今年は初昇格かしら。若手の守備要員(たまに代打)としては二俣選手が機能していたからかね。

 

 いずれは羽月・矢野の二遊間も見たいし、韮澤・二俣の二遊間も見たい。先にパワプロでつくろうかな。

 


 

 著名人が新作ゼルダを遊ぶ映像が公開された。2本。気になるけど、発売まであと少しなので、見ずにいくことにする。

 

 microSDカードは相変わらず認識されないが、本体保存メモリーに再ダウンロードしたパワプロを楽しく遊んでいる。そろそろおなかを括って、1万円をはたいて笑み男と知恵かり買うか‥‥。

 


 

 今日の日記、3,500字を越える勢いだ。ちょっとした思いつきをメモしたらそのまま膨らむので、文字数がどんどん増えていく。無理なくたくさん書けるのは良いことではあるけど、日記を書くだけの生活になってしまいそうでもあり、こわい。他にもすべきことはたくさんあるのだ。

 


 

 私が通っていた幼稚園では給食が出ていたのだが、デザート以外を完食したところで「ぜんぶ食べました」と先生に見せ、それからデザートを食べる、という決まりだった。ある日、給食に初めて入っていた謎のおかずがやたら美味しく、私は「これおいしいよ」と友人にも勧めていた。

 

 その後、それがデザート(カステラ?)であることを先生から知らされ、私はひどく落ち込んだ。はっきりと自分で「やっちまった」と感じた初めての体験だった。完食して先生に見せたとき、私は「デザートも食べちゃったけど・・・・ぜんぶ食べました」と消え入るような声で言った。先生は呆れたように笑いながら「そこまで気にしなくてもいいよ」と言ってくれた。

 


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