日記:20240922

 8時18分に一度目の目覚め。長めの夢を見ており「夢日記のチャンスだぜ」と思ったが、二度寝してしまった。いま11時19分。夢の内容は忘れた。唯一覚えているのは、車の助手席に乗っていたら外を浜辺美波さんが歩いており、運転していた母とともに手を振ったシーンだけだ。

 

 ‥‥スマホのメモを見返していたら、8月31日と9月5日に見た夢を記録しているのを見つけた! せっかくなので、ここに書き写しておこう。

 

【8/31】

・運動会みたいな時間に小フライを捕れなくて悔しかった。
・「油あげ」という名前のアカウントからメッセージが来る夢を見て、友人のエム氏かと思ったが真相は謎。
・錯視のリミナルスペースから出られなくなる夢を見た。いつからかエム氏もいた。

 

 【9/5】

・エム氏と一緒にスーパーへ行く夢を見た。お互い別々で買い物をしたが、よく考えると買うものが被るともったいないので一緒にまわるべきだった。
・コインロッカーに荷物を入れようとして100円玉を投入したが、10円玉で良かった。100円玉はちゃんと返ってきた。

 

 どうしてこれを当日の日記に載せていなかったのだろうか。

 


 

 昨日の日記、全体を読み返すと変な構成だな。寝ちゃうという話の直後に寝られないという話をしているし、トピックが無いからと読書の感想を書いているが、そこまでの文章量もそこそこあるし。

 

 夜に上からまとめて書いているわけではなく、段落ごとにまったく別の時間に書いていたり、メモだけ残していたりするのでこういうことになる。内容の順番も時系列に沿わせてはおらず、「読書の感想はなんとなく最後に置くか~」みたいな軽いノリで入れ替えている。

 

 一連の日記として捉えず、区切り線で分かれているパートはまったく別物のつぶやきだと思ってください。

 


 

 スマホでポケモンカードが遊べるアプリの名前、「Pokémon TREADING CARD GAME Pocket」っていうんだ。公式略称は「ポケポケ」らしい。

 

 「ポケモン」の「ポケ」も「ポケット」の略なので、なんかすごい略称だなと思う。カードゲーム要素が略称に含まれていないのもすごいし。でも覚えやすいし響きがかわいいので良いと思う。

 

 いま「ポ」という字で完全にゲシュタルト崩壊した。

 

 心理学コラボカフェがあったら「ゲシュタルト崩壊」っていうタルトありそうだな。似たような文字が書かれたプレートがいっぱい差してあって、フォークを入れるとすぐバラバラに崩れるタルト。

 


 

 夜。くら寿司に行こうと決意した。お風呂にも入った後だったし、もう20時をまわっていたけど、今からでも出かけていいんだという自由を行使したくて。

 

 着替えて、髪の毛にくしを通して、トートバッグに財布やハンカチを入れて、靴下をはいたところで、ふとカーテンをずらして外を見た。

 

 当たり前のことだが、真っ暗だった。

 

 それでなんとなく怖くなって、やめた。

 

 丸美屋のレトルト食品「フカヒレあんかけ丼」を食べた。親から送ってもらったレトルトセットのひとつ。お皿もいらず、容器ごとレンジで温めてそのまま食べられるやつ。お米の量に対して具がちょっと少ないような気もしたが、あつあつでおいしかった。お米は粒がはっきりしていて、単体でもちもちというよりはカレーなどに合いそうな感じ。今回のあんかけにもピッタリの食感だった。

 


 

 『ファミコン探偵倶楽部 笑み男』をクリアした。なんというか、すごかった。手放しで最高とは言い切れないけど、良かった。面白かった。

 

 ここではシナリオについては触れないけど、ネタバレありの詳しい感想もそのうちどこかで書きたいね。

 

 グラフィックの綺麗さに、とにかくびっくりした。「Live2D」を採用したゲームは他にも遊んだことはあったけど、今作の演出が飛び抜けてリッチだったように思う。フィールドの環境によってキャラクターへの光の当たり方も違ったし、背景も緻密。アニメーションも非常になめらかでポリゴン感がまったく無く、イラストがそのまま動いているような驚きがあった。最近のゲームってここまで進化してるんですか?

 

 シリーズファンの感想を見ると、「過去2作品のほうが面白かった」という声がけっこう見られた。今作の中にもファンサービス的な要素があったし、探偵事務所のキャラクターも魅力的だったので、過去作にも興味が出てきた。今作の感覚を忘れないうちに、過去作もプレイしてみたいと思う。

 

 どうでもいいけど、公式グッズのトートバッグを頭にかぶると絵が逆さまになるよね。危険なので被って遊んだりしない方が良いのは当然だけど。

 


 

 カフカの短編「ある学会報告」を読んだ。池内紀 編訳『カフカ寓話集』(岩波文庫)に収録されているやつ。面白かった。

 

 主人公は、しゃべる猿。いろいろあって勉強にはげんだ結果「ヨーロッパの人間の平均的教養を身につけ」るにまで至ったらしい。猿から見た人間社会の同質性が軽妙に語られており、20ページほどの短編とはいえ思った以上にするすると読めた。なんなら、直前に収録されていた10ページの「ジャッカルとアラビア人」のほうが読むのに時間を要した気さえする。

 

 野生から一転して囚われの身となった猿が、文字通りの人間観察を通して彼なりの「出口」を見出していく思考過程はとても興味深かった。カフカ自身も人間社会に対して、この猿のような視座を持っていたのだろうか。

 

 嬉しいことがあったときに金切声を上げて身体をかきむしってしまったというくだりを見て、声を出して笑った。猿すぎる。

 

 最後に、とくに印象的だった部分を引用しておしまいにする。猿から人間へという劇的すぎる転身はしていない私だが、何かを語るとき、また誰かの語りを聞くときに、心のすみに携えておきたいと感じた精神。前掲書27ページより。

 

あのころ猿の身で感じたことを、いま人間のことばでなぞって言わなくてはならないのですから、言いそこないもあると思います。そのかみの猿の真実を正確にとらえていないとしても、少なくともことばのはしばしに真実が宿っているはずでありまして、この点、蛇足ながら、ひとこと注意を喚起しておきたいのです。

 


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