【恐怖! ニュアンスサンタ】
12月24日の夜。眠っているあなたの枕元に、くすみピンクの服を着た老人が忍び足でやってくる。老人はスリーコインズで売られている、淡い色合いのサンタコスチュームを身にまとっている。そう、彼こそがニュアンスサンタっ!
翌朝。目を覚ましたあなたは、枕元に置かれた奇妙なオブジェを見つける。盆栽に灰色のペンキを塗りたくって固めたような、ぽってりとした樹形の置物。台座にはベージュのフェイクレザーで飾られたネームプレート。そこには手書き風の細いフォントで「おうち時間」と書かれている。
7時18分に目覚めて、8時15分にベッドを出た。ここ数日は、辛うじて健康的な生活リズムを維持している。1日が長くて楽しい。今後もがんばって続けていきたい。
今日は映画『ロボット・ドリームズ』を観に行った。面白かった! キャラクターは動物だが、みんな人間臭くて良かった。動物であることによって「人間さ」が際立っているのかもしれないね。
描写のポップさが、おかしみと重みの両方をもたらしていてすごかったな。後から考えると、TOMOOさんのライブに行ったときの感情に似てたかも。
映画館は、初めて行った小さめの場所。めちゃくちゃ駅近なのにまったく存在を知らなかった。上映前に流れた予告編にも興味深いものが沢山あったので、今後も足を運ぶことになると思う。抹茶オレを飲みながら映画を見るという洒落た体験もできた。
映画鑑賞の後はお買い物。100円ショップでこまごまとした物を買ったりもしたが、やっぱり今日の目玉は「ほぼ日手帳」ですね。
私が買ったモデルは「ほぼ日手帳 HON ブラックギンガム」。ふつうのほぼ日手帳は本体とカバーを別々で購入するが、HONシリーズは手帳とカバーが一体化している。カバーいらずでシンプルに使えるうえ、お値段はふつうの本体+数百円ほど。かなりお得だと思う。
私は使用時のシンプルさに加えて、1年間使い終わった手帳を本棚に並べた時の見栄えも良さそうだなと思い、これにした。私が買った「ブラックギンガム」はHONの中でもとくにシンプルなやつで、外張りが上質な紙になっており、ミニマルかつ丈夫。読書でもハードカバーが得意でない私にとって、HONを買うならこれ一択といった感じだった。
帰宅後に、さっそく今日のプチ日記をメモ欄に書いた。1日1ページが用意されているのは来年の元日からなので、しばらくは手帳内のメモ欄や、おまけで付いてきたメモ帳を使う。つらつらと書いているうちに「ほぼ日手帳を使っているぜ」という実感が湧き、結構テンションが上がる。1年書き続けたいね。
100円ショップで買った物の中だと、「紅茶花伝 グレープミックスティー」を書き留めておこうかしら。甘さも苦さも控えめで飲みやすい紅茶の中に、ぶどうの風味がしっかりあっておいしかった。ヘタにいろんな果物を混ぜずに、グレープをまっすぐ届けているのが良いのかもしれない。飲んでいると自分が洒落た人間であるような錯覚に陥る。
ただ、甘ったるいの大好きな私としては、優雅にこれを飲んでいるうちに、濃いぶどうジュースが欲しくなってしまうね。俗でごめんなさい。でもこれもおいしかった。
サングラスをかけたオシャレなマダムが、イヤホンをしながら自転車に乗っていた。こういう雰囲気の人はイヤホンをしながら自転車に乗ることはないと思っていたので、耳にはまっているイヤホンの存在に気付いたときは結構びっくりした。
イヤホン自転車は危険だからダメだけど、自分の雰囲気に合わない行動をとっても良いんだよな、とは思った。たとえサングラスをかけたオシャレなマダムであっても、イヤホンをしながら自転車に乗るという行為が可能なんだ(ダメだけど)。そう思うと、自分ができることも、実は自分が思っているより多いんだろうなと感じる。法の範囲内で殻を破っていこうぜ。